国連英検特A級: 一次試験対策(IV. 動詞の態)
国連英検特A級一次試験 IV. 動詞の態について書いていきます。
このセクションでは、長文中に散りばめられた動詞の原形を適切な形に変化させる問題が出題されます。問題はTo Vの形で示され、現在形、現在形三単現、現在進行形、過去形、過去分詞、受動態などに変化させたものが選択肢になっています。出題される動詞は平易なものが多く、純粋に文法力を問う構成になっています。
解答は問題の前後から推測することになりますが、必ずしも全文を読む必要はなく、究極的には文意を深く理解する必要もないように思います。問題のある箇所付近の文を集中して読み、短時間で解答できるセクションです。効率的に解くことで、より難解な他のセクションに回す時間を稼ぐことができます。難易度も他のセクションに比べてかなり易しいと思います。9-10点を取っている受験者も多く、うまく読み解くことができる人は得点源にできます。
自分はこのセクションがあまり得意ではなく、本番では7点でしたが、それでも過去問では8-10点、平均9点は取れていました。問題に使用される動詞が平易なため単語の暗記などの対策をして得点を上げることは難しく、過去問を解くことで得点が急激に上がる性質の問題でもないため、このセクションに特化した対策を行う必要はないと思います。過去問演習を通じて解答速度を高め、他のセクションに回せる時間を捻出していくことが、現実的な対策になると考えています。
また、このセクションは解答に迷う選択肢が出ることが比較的少ないことも特徴です。問題だけを見てこれかな?と思う動詞の形態が思い浮かんだ状態で選択肢を見ると、そこに目当ての解答があるということも多かったです(ない場合もあって、そのときには少し慌てました。。)。国連英検特A級では選択肢に迷わず解答できる問題が非常に少ないため、このセクションで正答数と他のセクションに回す時間を稼ぐことをお勧めします。
次はV. 語句・語彙について書きます。